溶けだす時間
やめろ、やめろ!とめろ、とめろ!
時間が流れ出してしまう!塞き止めろ!そっちも!あっちも!あああ、なんて忙しいんだ、苦しむことに苦しくて時間が溶けていくせいで、1日の6倍も苦しいじゃないか!
やめろ!秒針が止まってるじゃないか!
だめだ!進めろ!何がなんでも1日を体感24時間にせねばならない!!
お前ら!!!聞いてるのかー!!!
(全員)
「「「へへ、諦めるのは船長のほうじゃないですかい???」」」
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- 世界はpmの暗闇を繰り返す----
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真夜中にさみしい人達へ
今これを見て、閉じてしまおうと思ったことだろう。
誰もが自分がさみしいなどと自覚したくないし、実際そうでもない。
ほんとうにさみしい人はこんなブログなど好んで読んだりしない。
でも、そんな固定概念も覆されるのかもね。
ならね、大丈夫、大丈夫だよ。ここにいるよ。たぶん、ずっとここにいるよ。
そんなあなたにこそ、寄り添いたいよ。いる。大丈夫。ここに、いる。
雨
雨のしとしとはわたしのこころを洗ったり、新しい命の糧にもなったり、はたまたわたしのこころをどんよりさせてみたり
まったく不思議なものだなぁ。
トタン屋根にぴたんぴたん、なたんなたん、ととたたん、とたたたんと降る雨は嫌いじゃないのさ。
乖離
狂気の世界に生きるのも楽じゃない
兄のパソコンを包丁でぶっ壊すのも
兄の時計を包丁でぶっ壊せないのも
全部が明日、自分の身に降りかかる最悪な出来事なんだ。
わたしの平穏を壊す人間をわたしは平気でぶっ壊すつもりでいるから
わたしのことは放っておいてくれ
黒歴史 過去作供養(中学生編)
―あの時あたし達は、そのしなやかで細い腕に、確かに抱いていたんだ。青春とゆう時代を―
「ね、新発売のランコムのマスカラ試してみる?気に入ったらあげるよ~」
西日が強くなってきた屋上で、ソプラノボイスが鏡に映った自分のまつ毛を指でちょいちょいと構いながら聞く。
その声は、グラウンドで泥まみれになって練習している野球部のむさ苦しい掛け声には似つかわしくない程透き通っている。
夏休み気分が抜けきらない、9月に入ったばかりの日暮れ時は、まだ蒸すけれどキライじゃなかった。
「また買ったの?つーか、最近買いすぎじゃん?」
先週もシャドウのパレットを貰ったばかりのあたしはと言えば、タバコの吸いすぎで少し擦れた声でぼんやりと、だけどはっきりと、透明マニキュアを塗った爪を乾かそうと手をヒラヒラしながら返す。
「だってー、パパ金持ってるもん。うしし」
わざとらしく笑って見せるこずえはあたしの爪が乾いてないのに気を利かせたのか、愛煙のタバコをパクリと咥えさせて、火まで点けてくれた。
「ゆーちゃん、咥えタバコ似合いすぎ~」
ケラケラと気持ちよいほど軽やかに笑う彼女だけど、6年も前に両親が離婚して、スナックで働いていたお母さんに引き取られ結構大変な生活だったらしい。
しかし、つい1ヶ月ほど前に嬉々として社長のパパができたよんって細くて白い指でVサインを作ったのだった。それからと言うものいつもこずえのお財布はホクホクで、高校2年生には似合わないような高そなゴハンも食べさせてもらった。(正直緊張して味は覚えていないんだけど)
こずえはそれはそれは可愛くて、近々モデルになるだの、歌手でデビューするだの、実は有名女優の隠し子だの、学校中で噂になっていた。
丸くて小さな頭。短い黒髪はキラキラと光を反射する。アーモンドみたいな大きい目は長いまつ毛が縁取っていて。鼻の形だって文句の付けようがない。ぽってりした唇はいつだってピンク色に潤んでた。
そんな子ならやっかまれて当たり前なのだけど、こずえは違った。彼女は決して気取ってなどいなかったし、バスケの時間に本気になりすぎて鼻の頭を擦りむいた事もあった。そう言えば男子とケンカもしていたっけ。
入学したばかりの頃は嫌がらせもあったらしいが(こずえはそう言った類のグチはこぼさないけど)、今は気取らないその性格から、皆から好かれていた。
そんなこずえと仲良くなったのは夏休み前だった。
あたしは決して目立つ訳でもない。むしろ浮いていたかも知れない。女子のやかましい甲高い声や、恋愛話。なんだか馬鹿馬鹿しくて入り込む気もなくって。サバサバした性格は男子に気に入られ、どちらかと言えば男子とTVや音楽の話ばかりしていた。
あたしは1年の途中で転入してきたのだけれど、前の学校にいた頃に一通り済ませているし、今更そんな子供っぽい会話で弾む事もできなかったのだ。
いつもの様に屋上のカギをヘアピンで開け(今時南京錠なんて簡単すぎる)給水塔の上に昇ってぼんやりと寝そべりながらタバコを吸っていた。侵入されるのは諦めてるのか先生は来なかったし、他の生徒も出入りはしているみたいだったけど、あたしが行く時間で会った事はなかった。その時までは。
不意にドアの軋む音が聞こえた。あたしは少しがっかりしていた。この時間に一人ここでボケーっとするのが好きだったのに・・・。とその時、聞きなれたシュボって感じのライターをする音がして少し興味の湧いたあたしは、上体を起こして覗いた。パチリ、と目が合った。
「お仲間、はっけーん。やっぱ授業後の一服はうまいですなぁ」
その親近感ある口調に目丸くするもロクに返事もせず(彼女もそれ以上は言わなかったし)彼女がそうする様に茫洋と風景を見ていた(その時こずえに対してのイメージはいつも周りに友達がいて、ひとりでタバコを吸うヤツだなんて思っても見なかったのだ)
-------------以上、書き留めてあった中学生時代のノートより。
岡崎京子さんに影響バリバリに受けてるな、と思うとなんだか黒歴史もかわいく見えますね。久しぶりにワード使ったりで文字打つのって楽しいなあ、でもネタねぇなあ、から過去からもらってきました。中学の自分に殴られそうだけど、まあいいじゃん!な!自分!
語彙力の低下でみえてきたもの
ここ最近のわたしはSNS上で「かわいいむり」「すきしぬ」
等と語彙力ゼロの発言を繰り返している。
そもそもこころが傷つくとめちゃくちゃあの手この手を使って言葉が攻撃的になるわたしが、散々やり尽したうえで、傷つきまくると優しさも思いやりの欠片もなくなるもんなんだな、と思っていたのに違った。
今のSNSではかなり優しい発言をしていると思う。
実際に攻撃的になってる時よりずっと優しい気持ちでいる。
最近カタカタゆっくり廻る糸車のような脳みそだけど、考えてみるとこんな感じ。人前での上辺が傷つくことで剥がれ落ち、警戒心から野生の動物のように誰彼構わず引っ掻く。しかし世界が自分の敵なんかじゃないとわかるぐらい続けば世界に腹を見せて甘えるのかな、と。すいません語彙力は戻ってないわかりづらい。
でもよかった。誰彼構わず引っ掻くのが自分のコアじゃなくて。
友達や応援してる俳優やらバンドマン達が美味しくごはん食べてたり、ゆっくり休めてると思うだけで最近幸せだからなぁ。
でも一周まわって攻撃的な時が来て、この記事を見たわたしはきっと苦虫噛んだような顔をするに違いない…。
自論だけでTWDを語る
ゾンビ物っていうのはそれぞれもっと詳しく語られているだろうけど、TWDのウォーカーについて自論だけで語ってみようと思う。
・発生は
これはTWDの中では謎である。主人公が目覚めた時にはすでにパンデミックが起こった後であり、発生が何であるかは明らかにされていない。ただ、主人公達の居た地点がアトランタであることは明らかになっている。また、ウイルス説についても言及はない。疾病センターもお手上げ、がTWDの世界である。
・ルール
倒すとなると脳へのダメージによりウォーカーを倒せるルールではあるが、ヘルメットをしたウォーカーの喉元からのナイフによる浅い脳へのダメージでもOKと言うことになる
(アイアムアヒーローでは脳幹へのダメージでなくてはならないし、バタリアンでは一切の脳へのダメージでも殺すことにはならない)
また、噛みつかれた・引っ掻かれた場合、個々の時間差があれどウォーカーになること、また死ぬだけでウォーカーになること、このあたりはジョージ・A・ロメロのゾンビルールに類似している。
気を引く場合大きな音などがウォーカーを引き付けられるので、銃撃戦には向かない。
血の匂いに魅かれるなど肉食感がすごい。またタイトル画面が腐食していくようにウォーカーが腐食していくと動きは鈍くなるものと思われる。
(作者のゾンビ考察としては神経だけを乗っ取るウイルスもしくはバクテリアが死んだ筋肉を電極を通すようにゾンビ化すると言うのが一番リアリティがあって好き)要するに筋肉のない部分は動けないルールである。
人間同士の争い
・物資も尊厳も守るためには同志殺し(人殺し)も躊躇わないし、外部の人間への警戒心がハンパじゃない。
こんな世界では、ウォーカーよりも怖いものがある。それは人間同士の奪い合いだ。
そちらの方がよほどの脅威なのだ。だからこそリックは仲間に受け入れるかどうかで精神的に追い詰められる。リーダーとは実に辛い立場だ。
そんな中でも命が育まれたり、老いた人間の言葉を信条としたり、ゾンビ映画(もしくはドラマ)では「人とは何か」を観ている目線で自分を見つめなおせるものなのだ。
窮地に追いやられた時に自分がどうありたいか、どう生きるか、それを見つめなおせる作品、それがゾンビ映画なのだ。