R20
前回、すごく自分がエモくて、なんかずるい。
ここの私はいつもどこか構えてる。
確かに構えてきちんと文章として成立させる事も大事なのだけどね!
どんな文章にも「ごめんなさい」と。そんな哀愁が漂うように、そんな風にしているんだけど、前回は凄かったねぇ。
エモい。エモい以外出てこないくらいシンプルにエモい。
超えたい。自分を。でも、何を以て超えることになるんだ?
では文脈も考えず突発的発想で行こか!
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エモいってすごい!
瞬間に生きてる!
その場にずっとは残らない方がいいくらいに瞬間の生。でもさ、遺しておきたい生だってあるのさ!
崩さなくて良かっただろう?
削らなくて良かっただろう?
日本にも世界遺産があるのと同じように、私にもあったっていい!
崩さなくていい!削らなくていい!
ブログ紹介の「思うがままに、あるがままに」って言うそこを、私が大事にしなかったらどーすんの!
いいんだ。思うがままに、あるがままに、で。
私はこれを誰かに無理矢理見せている訳でも金を貰っているわけでもないのだから、私は商売にはならんなと思う二束三文な駄文を莫大なlogに残すくらいは許される。
見ていてつまらんな!とか言うやつらは本を買え!
インターネットの普及でこちとら二束三文で買い叩かれる時代になっとんじゃ!
私は思うよ。才能や技術やその他諸々は金にならなきゃ!と!
何故ならならね。評価の真逆ってなんだと思う?
それは懲役もしくは罰金刑!
意味わからん?
よく考えて。法律でな、復讐は許されないんよ。まず示談なら示談金。もしくは賠償金。懲役は御墨付の罰。相手に責任取らせるなら相手の金を取るか、相手の時間を取るかしかできんのよ。究極の罪は命を没収。
だから芸術と犯罪が一番わかりやすく真逆なんだと思うよ。
要してどっちにしたって仕事に対する称賛なんよ!「よくそこまで犯罪犯したね!」
か
「よくそこまでクリエイトしたね!」
か。
本が何冊売れたとか
ムショで俺は何年刑だとか
絵がいくらで売れたとか
俺は別れるのにいくら払ったとか
要するに、私が思うに目くそ鼻くそ。
芸術家もクズも大差はない。ただ、誰かをすくい上げた回数分、なにかのプラスマイナスが動くだけ。
と書くと作り出す側のほうが悪に見えてくるのは何故なのか。ひとりの命奪う人殺しと、死に追い自殺させる芸術家。どっちが悪がわからんくない?
その辺の私のグレーにさせておいた方がいいところが浮き彫りになってきたからもうやめる。今日だけね。
最後に、ひとつだけ。
思春期の子供に哲学書だけは読ませるな。あれR20とかつけた方がいい。
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現場からは以上です!
なんかすげーエモい文章だからここにも出す。
世間の意見
:病みとか困るからやめて
:精神病なんて気のせいだよ
:がんばって。。。って言っちゃいけないんだろうけど、がんばろう?
ガチ障害者の意見
:ああ、いいよ、なるべく健常者に併せるわ
:う、うーん、そだね、気のせいかもねー(;^ω^)
:マジファッキン!!!毎日起きたら(しかも薬でしか寝れないってーな。寝る代払ってから寝言言えよwww的な)死にたい気持ちと自傷したい気持ちと無気力でトイレすら行きたくねーわ!もらしたろか( ^_ゝ^)みたいな気持ちてめーにわかるんかよ!毎日すれっすれまでで生きてるから毎日やり切った感多分健常者なお前らよりすごいわ!がんばって死なないようにしてんのに何をどれだけこれ以上がんばれっつんだよ!てめーら健常者も同じくらいがんばってくれるならがんばれるわ!とりあえずお前、朝から両手両足にダンベル20kgな!!!!あと楽しさは90%減だし、やる気は-120%だし、下手すりゃ食欲なんて暴走して胃の中空っぽにするまで吐かなきゃ無理だかんな。
おい!!!
わかったか!!!
おまえら健常者がどれだけ恵まれてるかを!!!
普通に眠れて
普通に喋れて
普通に食べることができて
普通に満腹になれる
うちら障害者に配慮しろっつってんじゃねーんだよ!
おまえらの当たり前がどれだけありがてえことか向き合えつってんだよ!!!
幸せの対比で、おれら障害者をネタにしたっていいからさ、おまえらはおまえらのありがてえ境遇で笑顔になれよ!!!
恵まれてるくせに笑顔じゃねーなんて、クソみてーだぜ!!!
そりゃもう、おまえらが毛嫌いしてる「障害者」だかんな!
世の中綺麗事で済まそうとする奴は、おれは全力で潰すよ。だって、そんなヤツはおれらの仲間を殺すもん。
ハッキリ言っちまえよ!!!
めんどくせーな!
黒き球
ハンカチに包まれたダンゴムシ。
それを人差し指と親指でつまんでいる。
厚さを測るように。
そのダンゴムシはじっとしている。丸まったままじっとしている。
わたしはダンゴムシを逃がしたくない。
だから、つまんでいる。
でも、こわいのだ。
わたしの眼が光を拒んで、全てを壊してしまおうか、と闇を灯すときが来たら
わたしはきっと、ダンゴムシを潰してしまう。
その愛おしい姿もハンカチ越しで直視できないままに。
そんな現実じみた妄想に、わたしはわたしがこわくなる。
自分の指すら、力加減できないとままに思う。
逃してしまおう、と過っても、わたしはそれをしない。
聞こえる音はなんだろう。
指の感触はどうだろう。
ダンゴムシが2mくらいになってわたしを喰ってくれたら、わたしはこんな小さな悩みごと消えてなくなれる。
ダンゴムシはわたしの奴隷ではないのだ。
chaos
戦後71年。
正午に黙祷。
飯を食う。
オリンピックのメダルの数だとか、SMAPの解散だとか、の垂れ流しのテレビもつまらないので昼寝をしようとする。
昨晩、良く眠れているので眠くない。
手持ちのCDのケースを開けては閉めて、中身がないこと(もしくは入れ替わっていること)に自分の甘さを感じて、苦い顔で午後を過ごす。
昼と夕方の合間、迎えに来てもらって安塚へと向かう。
その頃にそろそろ気分が上がってくる。
いえあ! みたいに上がってくる。
専敬寺。渋さ知らズ。
理屈関係ない!単純に楽しい!
盆に、お寺で、こんな芸術。なんて、なんて…
そんな風にネタ的考えが浮かんでは「甘い!」くらいに打ち砕かれるくらいの熱量。
大野一雄のダンスが思い浮かぶ。
最終的には単純なスカノリをして踊り暴れ、ぜえぜえ言いながら帰路へ。
こんな風に毎日打ち砕かれたい。
圧倒的芸術に毎日触れていたい。
そして、そんな希望が簡単に抱けるこの平和は守らなくてはいけない。
魔が雨
「やけに空が暗いな、こりゃあひと雨くるぞ。近くで雨宿りしにゃいけないな」
そうひとりごちて、駆け足で道を行く。
「ほお、ここぁ、立派な宿場町だ。でもな、手持ちの金子も頼りねぇしなぁ。おっと、とうとう降り始めやがった!」
人気も少ない通りを行く
「お兄さん、入ってくんなせえ。うちは雨の日は半分のお金でいいよ」
人の良さげな女将のか細い声がはっきり聞こえる。
「本当かい!じゃあ少し寄らせておくれ!」
男は豪勢な部屋に案内されて、戸惑う
「こんな部屋でいいんですかい?おれにゃあ払えないような、こんな雅な部屋」
「良いのです良いのです。この宿場じゃあ、雨の日に立ち寄る人は少ないのでさぁ。ですから、旦那の懐具合でお幾らでもまけますよ」
熱い茶を淹れながら手厚くもてなされる。
「でも、この雨、当分は止みませんよ」
雨戸の締まった戸を一目して、茶を出される。
「うん、旨い茶だ!ここらでは茶が名物だったりするのかい?」
「いいえ、名物も名産も皆さん置いていかれるのですよ。それをお出ししているんです」
いよいよ不気味に思う。へら、とした青白い顔。
「お、おれはぁ、雨が止んだら行きまさぁ!」
「お客さん、魔が雨を知らないんで?この宿場の物怪ですよ。帰すまい帰すまいと雨を降らせ続けるんでさあ」
「なんだって!?」
「だからどのお客さんも、名物も名産も置いて逝かれるのです。」
ザーーーーー
雨の音は弾けたまま居残っている。
「わたしは今までひとりとてこの宿場町から出ていった方は見ていません。どうぞごゆっくり」
男は外に目をやるため、雨戸を乱暴に開けた。
先ほど走ってきた道は、轟く川になっていた。