自論だけでTWDを語る
ゾンビ物っていうのはそれぞれもっと詳しく語られているだろうけど、TWDのウォーカーについて自論だけで語ってみようと思う。
・発生は
これはTWDの中では謎である。主人公が目覚めた時にはすでにパンデミックが起こった後であり、発生が何であるかは明らかにされていない。ただ、主人公達の居た地点がアトランタであることは明らかになっている。また、ウイルス説についても言及はない。疾病センターもお手上げ、がTWDの世界である。
・ルール
倒すとなると脳へのダメージによりウォーカーを倒せるルールではあるが、ヘルメットをしたウォーカーの喉元からのナイフによる浅い脳へのダメージでもOKと言うことになる
(アイアムアヒーローでは脳幹へのダメージでなくてはならないし、バタリアンでは一切の脳へのダメージでも殺すことにはならない)
また、噛みつかれた・引っ掻かれた場合、個々の時間差があれどウォーカーになること、また死ぬだけでウォーカーになること、このあたりはジョージ・A・ロメロのゾンビルールに類似している。
気を引く場合大きな音などがウォーカーを引き付けられるので、銃撃戦には向かない。
血の匂いに魅かれるなど肉食感がすごい。またタイトル画面が腐食していくようにウォーカーが腐食していくと動きは鈍くなるものと思われる。
(作者のゾンビ考察としては神経だけを乗っ取るウイルスもしくはバクテリアが死んだ筋肉を電極を通すようにゾンビ化すると言うのが一番リアリティがあって好き)要するに筋肉のない部分は動けないルールである。
人間同士の争い
・物資も尊厳も守るためには同志殺し(人殺し)も躊躇わないし、外部の人間への警戒心がハンパじゃない。
こんな世界では、ウォーカーよりも怖いものがある。それは人間同士の奪い合いだ。
そちらの方がよほどの脅威なのだ。だからこそリックは仲間に受け入れるかどうかで精神的に追い詰められる。リーダーとは実に辛い立場だ。
そんな中でも命が育まれたり、老いた人間の言葉を信条としたり、ゾンビ映画(もしくはドラマ)では「人とは何か」を観ている目線で自分を見つめなおせるものなのだ。
窮地に追いやられた時に自分がどうありたいか、どう生きるか、それを見つめなおせる作品、それがゾンビ映画なのだ。